無能な上司がやりがちなミス対策の話
最近求人とかでよくあるやつ。
『若いうちから責任感のあるポジションを任せてもらえます!』
そういう甘い言葉。
残業が少ない()休日年間120日以上を謳うようなベンチャー企業とかに特によく書いてあるやつですね。
それを真に受けたのかどうかわかりませんが、
まあ実際若いうちから責任感のあるポジションに抜擢してもらえるひとっていうのが
結構いるわけで。
私も契約社員で下っ端ポジションに過ぎないのになぜか部下()のアルバイトの教育を任されたり、
なぜか上司のミスの責任を負わされたりと日々大忙しです。
まあ私の働きっぷりはそれこそグランビアクラスのホテルで勤めていたような人でもドン引きして同情してくださるようなやばいレベルのものらしい(よくやめないなお前と114514回くらい言われてる)ので、本当に退職した暁には面白話としてブログ記事にたっぷり昇華してやろうと思います。
今に見てろ。
さて早速話はそれましたが、表題。突然上司のポジションを任されたような人にありがちな、下の人間がミスしたときにやりがちな【今後のミス防止対策としてとりあえず作業量を増やす】についてねっとり批判していきたいと思います。
まず結論からいうとかえって手が回らなくなるからうかつに作業量は増やさないほうがいい、と思います。
基本的に仕事は忙しいものです。ミス防止対策として作業量を増やしてしまうと1個1個の作業の質を落とさなければならなくなり、かえってミスを誘発することになります。というか増やした作業でミスがおきます。
連載してたころのブリーチみたいなもんだと思ってください。どんどん背景がブリーチしていったじゃないですか。
それはミスじゃない?知らんなぁ。
とにかく、手順を増やせば増やすほどミスは基本的におきやすくなると思ったほうがいいです。
もちろん作業を増やすことでしかできないミス対策もあるとは思います。必要ならばしたほうがいいです。
まあ上司には仕事しましたアピールがしやすいんですけどね。ミスを防止するために作業にこういうの挟んでみました!あ、わかるわー。
いやこれ私マジで怒ってるからな。
ことの発端はこうでした。
ある日支店の総務経理のお局さんが言うのです。
お前のとこ、現金実査やってなくない?
やってませんでした。
そもそも現金実査とはレジとか金庫のお金を数える行為。
うちの会社でも例外なく、毎日やるものだと定められています。まあ当然なんだけどね。
それをそれをうちの拠点ではやってなかったのです。
そりゃ怒られて当然なんだけどね。
でもなぜかうちの拠点には経理がいるにもかかわらず現金実査は私の仕事になっていました。
で、私が休みなどでできなければ他の人がやる約束になっていました。
が、なぜかやらない。
デスチフェルチにやらせとけばいいや。
と他の人が思ったのかどうかは知りませんが。とにかくやってなかった。いや私他にもあなたたちに押し付けられた業務を捌くのに必死なんですが。
そうやって数日とか放置してれば金庫の金も合わなくなる。そりゃ合わなくなる。
そして経理がキレました。
現金実査ってそんなに大変?
というお叱りの言葉も受けました。ごもっとも。
他の社員『だってデスチフェルチさんがいい加減な対応を…』
おいふざけんなてめえ
こうしてめでたく拠点全体の問題をまたデスチフェルチという1社員の問題にめでたくすり替えられたのでした。
めでたしめでたし。
いやまじふざけんなって話なんですが。ていうかお前らもやれよ現金実査。どう考えても私のほうが業務量多いのに何私より忙しそうな顔してんだよ。
稟議書1枚書くのに1日かけてんじゃねえよふざけんな。
…とまたお話はそれましたがとにかく、今後はきちんと現金実査をやるように指導を受けました。
経理ですらない私が。
は?
それだけならまだいい。
数日後、また総務経理から電話がかかってくるのです。
デスチフェルチさん。現金実査をやったら自動作成される書類を印刷して印鑑を押してスキャンして共有ファイルにアップする約束になってましたよね?なんでできてないの?やるって言ってましたよね??
はあ?????????(二回目)
そんなルール初耳です。遊戯王のルール改定でももっとちゃんとお知らせしてくれます。
はあ?????????
お前何言ってんだと申し訳なさそうな声ではいはい言いながらも頭の中は疑問符でいっぱい。いつも思うけど私にその新ルールの話こない間に動き出して当然やんなくてデスチフェルチさんみんなで決めたルールでしょなんでやらないんですか?ってなるのまじでなんで?もしかして:職場いじめ?????
っていうか何その作業量。
ただでさえ他の業務で手一杯なのに、金なんか数えるだけでやっとぞお前。
そのうえ印刷して印鑑押してスキャンしてアップロード????お前まじでなんで一息で言ってんの。
そりゃ悪いのはこっちだけどなんで私一人の責任になったのまじでなんで??????
他の人もいるよね?私より暇そうな社員いるよね。っていうかそもそもそれ私の仕事じゃないってのなし崩し的にそうっぽくはなってるけども。
1の仕事を10にする技術。等価交換の法則をガン無視している。あなたが仕事の錬金術師でしたかいや錬成できてねえって。
もう本当にクソだるくなった私はその暇そうな社員に一任することにしました。私はその社員が休みなどどうしてもできなさそうなときに代わりにやるサブポジションに落ち着くということで。どっちにしてももうやめるしね。
と思ったらなぜか反対意見が多くて困惑してます。あくまでも私にやれと。いい加減にしろよお前私はもういなくなる人間なんだけど。
その社員があまりに頼りにならないからデスチフェルチのほうがまだマシだということが言いたいのでしょうが、そんなに作業多いんじゃさすがに色々と無理があります。責任が大きすぎてはいらないよ///
そんな感じで、ミスや忘れを防止しようと作業量を増やすとかえって現場に支障が出ます。
極端なことを言えばできる人ができなくなるケースも出てきます。あ、いやできるよ???残業すれば???
で、できない人にまわしてかえってわけわからん状況になることもあります。
私の場合はわかっててやってるけどな。もっとカオスになっちまえ。
職務妨害はせず、ただ暇そうな人に仕事を振ってるだけなので責められるいわれはありません。
みんなミスして大きくなっていくのです(詭弁)
ただ、本当ならしなくていいミスを誘発するルールをあえては作らなくていいです。
結局ミスしないためには何が大事で、どうするべきなのか考えてミスを減らすことができるのは基本的にはそのスタッフ自身。
考えさせるためにどうすればいいか考えるのが仕事、、というともはや学校の先生ですが。